2024/01/16 03:34

仕入れの時

イミテーションかイミテーションじゃないかの確認って大事ですよね?
中国にはイミテーションが非常に多いんですよ。

最近、ネットで安かったから
うなぎを5匹まとめ買いしました。
鰻蒲焼日本風って書いてあるから
鰻って思いますよね?普通。
で、届いた物をワクワクしながら開封したら
中から出てきた魚が鰻らしくない。
食べてみたらナマズっぽいんですわ。
まぁ、ナマズもそれなりにおいしかったけど
でも、ウナギじゃない。
5本も買うんじゃなかった…と後悔しても後の祭り。
悔しいので、お店に「これ鰻じゃないですよね!」と問い合わせてみたら
「鯤鰻です」とのお返事が。
ん?やはり鰻なのかと思って調べたら
どうやらナマズの仲間らしい。
ちなみに、中国福建省福清市魚渓鎮市監所からも注意喚起が出ていました。

今回、私が訴えたかったのはウナギじゃなくて
モナザイトという人工宝石の話。
モナザイトは最近、世界的に特許が切れてきたので
安く製造できるようになったそうです。
でも、格安共同購入型EC「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」で
7元(約140円)弱で売られているのを見て
これはいくら何でもイミテーションだろうと思いました。
で、お店に聞いてみたら「ホンモノだよ、証明書も付けるよ」と。
拼多多内を「モナザイト、証明書」で検索したところ
「モナザイトの証明書」が単独で販売されていました。
おいおい……。
再度、お店に「モナザイトの証明書だけ売ってるのを見たけど
貴店のモナザイトがホンモノかってどうしたら分かるのでしょう?」
と聞いてみると
「証明書は勝手に添付できない、大丈夫」との心強いお答え。
とりあえず、騙されたと思って注文してみることにしました。

で、届きましたよ!
ワクワクして開けてみると、
赤い可愛い箱が出てきました。
中には、、、この輝きは
ダイヤモンドの2.5倍の輝きというモナザイトでは決してない。
一目でわかるクオリティの低さ。
証明書には「925戒指(指輪)」という謎の表記。
普通925は「シルバー925(銀純度92.5%で、ほぼ純銀)」というふうに使うのですが
この指輪、ピンクゴールドって銅の合金だからシルバー925ではありえない。

お店に問い合わせてみると
「もし気に入らないのなら2元(約40円)返金します。
 そしたら、うちの利益は0.2元(約4円)しか残らないけど」
と即答。
さすが、中国、返金対応は早いね!
(↑ この話はまた別の機会に書きます)
「いや、そうじゃなくてさ。
 私はモナザイトが欲しかったんだけど。
 注文の仕方、間違えたのかな、
 貴店のサイトにはそもそもモナザイトの指輪って出てたの?」
「うちのはみんな仿真(ホンモノそっくり)モナザイトです」
お後がよろしいようで…。